工具が悪いというわけではないんですが、
ちょっと本来とは別の使い方で使えないかという思惑で買ったものが、いまいち使えなかったと言う。
今回は、KNIPEX 78-71-125です。
KNIPEX Electronic Super Knipsのシリーズで、
特殊工具鋼 64HRC,ワイヤーキャッチ付き、面取り無しのモデルです。
このシリーズは、素材で3種類、ワイヤーキャッチの有無、面取りの有無等で、
バリエーションが選べます。(これが、またややこしい、、、)
このKnipexは、ドイツの工具メーカーで、掴み物が有名。
ちなみに、掴みもの工具で、最後に3桁の数字がある場合は、大抵の場合は長さを表しています。
この場合、125mmですね。
実測、開いた状態で133mmくらいでした。(^^;
幅は、開いた状態で80mm,閉じた状態(掴んだ状態)では、50mmくらいになります。
こういった情報が、なかなか無いんですよね。
で、この78 71 125ですが、本来は基盤にハンダ付けした部品の足をカットする為に
作られたようで、0.2mmのワイヤーもカット可能と言う、高精度ながら、1.2mmの鉄線をカット出来る
性能を持っています。
対応する太さが記載されているのが嬉しいですね。(銅線1.6mm,鉄線1.2mm)
また、刃の付け方が片刃になっているので、切断面が完全にツライチになります。
これを利用して、
こんな感じで、結線の処理に使う人も多いようです。
また、このモデルの最大の特徴は、バネの近くの金具にあり、
カットした相手を掴んでいる間、保持出来るのです。
こんな感じで。
これを利用して、UTPケーブルの処理が楽にならないかなぁと思いまして。
UTPのプラグを付ける時に、切りそろえる為にニッパーでカットすると、
飛んでいくのですよ。けっこうな勢いで。
それを防ぐ為に、片手でちょっとカバーしながらとか、飛び散った掃除とか大変な物で。
で、試してみました。
結果、数本しか残りませんでした、、、。
掴めなかった分は、いつも通り、どこかへ飛んで行きました。(^^;
斜めに、一本ずつカット(保持)されるから、最初の方で掴んでしまうと、
後の方は開いたままになって掴みきれないんでしょうね。
まぁ、切れ味は良いし、UTPの処理はいままで通りだけど、
1本ずつであれば問題なく使えるのでヨシとします。
同じ事を考えていた方、思ったほど使えないのでご注意を。(^^;
コメントする