なにやら、SDカードの速度規格が新しく追加されるそうで、、、
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20160227_745795.html
だんだん複雑になってくる規格、どうにかしてくれないだろうか。(^^;
まず、現在のSDカード規格のおさらい。
形状としては、SDカード発足時から(ほぼ)変更無し。
(miniとかmicroとかあるけど)
ファイルフォーマットの都合上、容量として2Gが限界だった事から、
ファイルフォーマットを変更して、SDHCが登場。
それでも、32Gが最大の問題があり、更にSDXCが登場。
これで最大が2Tになるが、そのうち更に上が出るのかも。
SDHCの登場と同時に速度規格も登場し、
スピードクラスが出てくる。
Class 2〜 Class 10まで。
数字は、単純に最低保証のMB/secを表す。
おかげで、動画なんかでビットレートを保証したい時には、
このスピードクラスが参考になるのだけれども、単位がBpsなので8倍してbpsに変更しないと。
更に、速度向上の為に、UHSスピードクラスも登場。
UHSスピードクラス1
UHSスピードクラス3
(なぜか1と3しかない)
この数値は、それぞれ10MB/sec,30MB/secを表している。
で、このUHS規格になり、UHS-IとUHS-IIが登場。
UHS-Iは、今までのSDカードと同じ物理規格を持つが、
UHS-IIでは、端子が追加されている為に、その速度を出す為には専用のリーダー/ライターが必要。
このスピードクラスと、物理規格の為に、UHS-IのU3とか、不思議なことになっている。
それぞれ表記方法が決まっていて、これらのおかげで、表示が複雑な事に、、、。
SDHCのスピードクラス10で、UHS-IのUHSスピードクラス1とか。
口頭で言うと、かなり面倒。(と言うか、UHS-IIのUHS3とか、混乱しないか?)
今回、更にVクラスなる物が出てきて、(V60とかV90とか、、、ボルボ?)
ビデオ向けの最低保証速度を表すようだけれども、単位がMB/secって、、、。
ちょっと調べてみたけれども、現在Sandiskも、Lexerも、最大速度しか表記していない、、、。
まぁ、UHSスピードクラス3になっていたりするから、30MB/secは保証されているけど。
家庭用のビデオカメラはほぼAVCHD規格なので、最大24Mb/secが多い。
(Byteにすると、3MB/secなので、大抵はClass 4以上を指定している)
AVCHDの範囲から外れて、MP4の上位規格にして27Mb/sくらいのもあるけど。
ちなみに、他のフォーマットで必要なビットレートは、
Apple ProRes 422:19MB/s(なので、UHS-3に書き込める計算)
Apple ProRes 4444:42MB/s(これは、V60が必要?)
Canon EOS nDシリーズ
ALL-I:12MB/s(ALL-Iだと、単なるClass10では厳しいのかも)
IPB:4MB/s
Canon HF G40(今回登場、、、G30は日本未発売)
5MB/s(これ、EOSシリーズよりも、少しビットレートが高いG20はEOSよりも低かったのに)
Nikon 4D
3MB/s(実は、家庭用ビデオカメラ並み、、、圧縮処理なんかで稼いでいるから、画質は良いけど)
うーん、U3のカードを使えば、SSDやCFastを使わなくても
ProRes422が記録出きるんじゃないかなぁ?
追記
放送関係では、
地上波デジタル放送:最大16.85Mbps
BSデジタル放送:最大24Mbps
ワンセグ放送:最大416kbps
但し、地デジとBSデジタルは、MPEG-2を使っているので、
同じレートだとしてもH.264と画質が違うかも。
更に、BDのBDMVは、最大40Mbps。
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