Intel Edison その後

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 ようやく、最初の予定が完了。

 と言っても、単に無線を発信するだけですが。(^^;

いや、いろいろと面倒でしたけど。

このボード、国内で正式に発売されているので、技適マークがちゃんとついています。

ただ、本体カーネルの入れ替えは、ファームウェアの入れ替えな訳で、
どうかと思いますけど、、、。

で、Intel Edsion でのhostapdによる5G帯(802.11a)の方法、

、、、これ、出しても良いのかなぁ?

やり方によっては、技適を無視した電波も出せる(かもしれない)わけで、、、

 

ボードの作りとしては、broadcomのチップ、bcm43340を積んでいて、
ドライバモジュールの読み込み時に、broadcomから提供されているFullMACファームと
nvramをチップに読み込ませ、ドライバをnl80211から呼んで使うわけですが、
この提供されたファームで技適を取っているのか、まったく不明。

が、既に一度ww25.5-15にてアップグレードしているので、
初期のファームに戻す事は不可能。

ということで、現状の公開されているソースを使ったカーネルビルドを続行。

結論から言えば、

https://wireless.wiki.kernel.org/en/developers/Regulatory/CRDA

参照。

で終わる前に、ちょっと詳しく説明。

カーネルコンフィグレーションの
CONFIG_CFG80211_INTERNAL_REGDB
を入れるだけだと、何もおこりません。
(上記のページにも書いてあるけど)

で、空のdb.txtに中身を入れるのだけれども、
このdb.txt、各国の法律が変更になったり規格が変わったりして、
細かく変更されていて。
ついでに、新しい規格が追加されて、フォーマットそのものも変わったりして、
現在のソースにあったフォーマットで、一番新しい物を入れる必要があります。

探していくと、現在のww25.5-15に適合する一番新しい物は、
(多分)
wireless-regdb-2013.10.11
だと思う。(^^;

で、更に、チップ側のファームとの適合で、db.txtを入れただけだと、情報が足りないようで、
エラーが出てくる。

これ、実は、genregdb.awkが古い為で、これも新しくする必要があり、
v3.13が適合するっぽい。

で、無事に目的の電波を出せて、接続出来る事を確認。

気になるのは、DFS関係に問題があるようだけれども、屋内専用という事と、
DFSを使うと、仕事で使いづらくなる問題があるので、とりあえず無視。(^^;

次の目標は、、、遠いなぁ。
未だに、systemdには慣れないし。
 

実際のコードは、各自探す事。

 

ちなみに、自分の場合は、MacintoshとUSB接続でいろいろやっているわけだけれども、
Mac側でUSBからのネット共有を許可し、
Edisonの/etc/systemd/network/usb0.network
にDNSとGatewayを書き込んでおくと、USB経由でネットに繋がるから、
作業がやりやすくなる。

もう一つ、ファームウェアのビルド番号(今回は、ww25.5-15)は、
(多分)最初の数字は週(この場合、25週目)、次の数字が曜日(かなぁ?)、
最後のハイフンの後が、年を表している(と思う)ので、
時々バージョン表記で、最後を省略している人がいるけれども、
2014年からなので、最後の数字が無いと、どれだか判らなくなる。

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