GrandstreamのHT-503を購入してみました。
このATA、JATE認証をとっていませんので、直接回線接続は出来ません。
(物理的には接続出来るんですけどね)
ISDN回線なんかで、TA経由で接続します。
(イマドキなら、IP電話のTAに接続?)
1万円程度で、NTT方式のCID、いわゆるナンバーディスプレイを取得出来る安価なFXO/FXSです。
また、電源が切れていれば、FXOとFXSがそのまま繋がるので、
停電になっても使える便利な1台です。
と、思って購入してみたのですが、、、。
ということで、いつもの用に難儀していました。(^^;
なかなか使っている人がいないようで、情報も少なく、NTT CIDの独自性もあり、
海外の情報も、あまり使えない。(^^;
設定自体は、HT-503の80ポートから設定可能なので、内容さえ分かれば難しくありません。
取りあえずは、ファームのアップで、1.0.6.13へ変更。
ADVANCED SETTINGで、Firmware Server Pathを、メーカーのページを参照しながら設定。
FXOとFXSで、それぞれSIPサーバの情報を登録。
同じように、Asteriskでの登録。
通常のIP電話を登録する要領で、同じようにユーザ登録していきます。
今回は、今まで使っていた電話機からの発信は、そのままISDN経由にしたいので、
extensions.confで、FXSからのゼロから始まる電話は、そのままFXOに回します。
外線からの電話が来ると、BASIC SETTINGSのUnconditional Call Forward to VOIPを呼び出すようなので、
Asterisk側で設定した内線一斉呼び出しをかける内線番号に設定。
困ったのが、外線からのCIDを取得してくれない。
CIDの受信タイミングと、FXSへのパススルーのタイミングと、うまく合わないらしい。
で、落ち着いたのは、
FXO PORTの設定で、
Number of Rings : 3
PSTN Ring Thru FXS: No
PSTN Ring Thru Delay: 6
と、なりました。
追記
どうも安定しません。
10回に1回くらいでCIDを取得出来ています。
(勝率1割?、、、そういう問題じゃない(^^;)
HT-503のsyslogを見てみると、CIDが一部しか取得出来ていないようで、エラーになっています。
タイミングの問題なのか、レベルの問題なのか、その他の問題なのか、
もう少し調べてみます。
更に追記(6/14)
Current Disconnect Thresholdを800msにする事で、ほぼ安定。
デフォルトの100msでは短すぎて、CIDの呼び出し(500ms)と、通話呼び出しが別れてしまうらしい。
ただし、現在でも取得したCIDに文字化けがあったり、、、。
1200bps程度で文字化けするって、、、。
前回、書き忘れていましたが、FXO PORTのStage Methodが、デフォルトで2になっていますが、
これを1に変更しないと、いろいろ面倒です。(^^;
Number of Ringsは、もう少し少なくても良いかも。
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